2017.12.05
ケイトウの燃えるような赤
風が涼しく感じられるようになる頃、炎のような鮮やかな花を咲かせるケイトウ。ニワトリのトサカのように見えることから「鶏頭」と呼ばれ、ふわふわとしたビロードのような質感は、ほかの花にはない独特の魅力があります。「お洒落」「個性」、そしてドライフラワーにしても色あせにくいことから「色あせぬ恋」という花言葉も。花の形によってニワトリのトサカのようなトサカ系、球状になる久留米ケイトウ、キャンドルの炎のような槍ケイトウ、ロープ状のひもケイトウなどバリエーションも豊富です。
例えば形状の異なる赤いケイトウをミックスし、 ピンクッションのようなワラタをアクセントにしたブーケは、ワイルドでエキゾチックな雰囲気が魅力。アボリジニの言葉で赤い花を意味するオーストラリア原産のワラタも、ケイトウに負けない存在感がありお互いを引き立てます。
ケイトウやワラタのように個性的でインパクトの強い花は、一見ブーケの花材としては難しそうに思えますが、バランスをうまく取ればお洒落でオリジナリティあふれるアレンジに。可憐なブーケとは一線を画すモード感が漂い、シンプルなドレスのアクセントとしてもおすすめです。