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WEDDING MAG

2018.02.02

TASTY SEASONS バルサミコで愉しむ秋の味覚

レシピ本を見ながら、いつもとは違うちょっと手の込んだ料理にチャレンジ!そのために購入した調味料、ほかに使い道が分からずキッチンの片隅でそのままになっていませんか。

バルサミコ酢もそんな調味料の一つではないでしょうか。煮詰めた醤油のようなこってりと濃い色のバルサミコ酢の原料は「ブドウ果汁」。酸味は柔らかく酢が苦手なひとにも受け入れやすい反面、その色や味の濃さから使い道に困ることも。でも実はバルサミコ酢は秋の食材にピッタリ!今こそ使いどきです。

さらに体に嬉しい効果も期待できる万能調味料でもあります。なんとポリフェノールの含有量は黒酢に比べて3倍。なかでも「プロアントシアニジン」「レスベラトロール」という成分は強い抗酸化作用が認められており、アンチエイジングや長寿遺伝子をONにするという医学的にも注目されている成分を含有しています。

そんなバルサミコ酢をもっと気軽に食卓にプラスできるアイデアをお届けします。

 

旬のフルーツを使って一味違うデザートサラダを

手軽に取り入れるならばサラダが一般的。オリーブオイルと共にかけるだけで簡単にドレッシングとして使えます。でもそれだけではつまらないですよね。いつもと少し違うアレンジが欲しければフルーツやチーズと一緒にいかがでしょうか。ブドウ果汁を煮詰めて作られたお酢なので甘みも強く、フルーツや乳製品などとの相性もぴったり。今の季節であれば「イチジク」が旬。カッテージチーズと一緒にほんの少しの黒胡椒とバルサミコ酢をかければお洒落なデザートサラダの出来上がりです。

 

お家で贅沢に秋のジビエ料理

さらにおすすめしたいのが肉料理。こっくりと濃厚なバルサミコ酢にはしっかりとした味わいのお肉がぴったり。モモやロースなどの赤身が多めの牛肉、羊肉も良いですが、中でも秋から旬を迎える鴨肉のうまみは絶品。

皮目はパリッとなかはロゼ色が残るくらいに火を通した鴨ロースの肉汁の残るフライパンにバルサミコ、バターを一かけら入れ、1/4ほどに煮詰めれば、立派なソースになります。あとは綺麗にお皿に盛り付けてソースで描けばフレンチレストランに負けないフォトジェニックなジビエの一皿が出来上がります。

付け合わせには舞茸やエリンギなどのキノコ類やナスやズッキーニなどをサッとグリルして添えれば同じソースで美味しくいただけます。

 

慣れない調味料だとついつい放置しがちですが、食材との相性さえ理解すれば少しのアレンジで意外と簡単に食卓にプラスできたりするものです。本来、ワインと同様に熟成をかさねていくバルサミコ酢には賞味期限はありませんが、手軽に購入できる普及品は冷暗所で3年が目安。継続的に摂取すれば体にも嬉しい効果も期待できるバルサミコ酢。せっかくの風味や香りを損なう前に毎日の食卓にぜひ取り入れてみてください。