WEDDING MAG

2020.02.13

チョコレート色に染まる

2月のこの時期はヴァレンタインデーを前にして

どこもかしこもチョコレート一色です。

 

チョコレートの茶色はどこかおいしそうな色。

 

色彩学的にも大地を連想させ

豊かさや安定をあらわす茶色(ブラウン)は

歴史的にもさまざまな変遷を経て

ひとびとに愛される色になったようです。

 

茶色(ブラウン)は先史時代から芸術に用いられていたといわれます。

 

茶色の衣服が下層階級の人たちと関連づけられた古代ローマ時代を経て

中世では謙虚さのあらわれとして、

フランシスコ会士たちにより茶色の服が着用されました。

 

15世紀後半、茶色は油絵に多用、

ルネサンス期には、4種類の茶色が芸術家に使用されたといわれています。

 

17世紀と18世紀には茶色が最も多く使われ、

カラヴァッジォやレンブラントは、

茶色をもちいて灰白色の効果を得ました。

 

19世紀には、ポール・ゴーギャンが

人と風景の明るい茶色の肖像画を描いています。

 

そして20世紀後半。

茶色はシンプルで自然、健康的というイメージを広く獲得したようです。

 

 

謙遜・無垢なイメージは初々しい花嫁の纏うドレスにも

嬉々とした花婿の装いにもふさわしい印象をあたえます。

 

招待状やクロスなどのさまざまなアイテムに用いれば

奥深く情感のある趣きが祝宴を彩ります。

 

 

いっそう寒さを感じるこの2月。

 

あたたかみのある落ち着いた茶色をとりいれて

おとなの雰囲気ただよう、豊かな結婚式を。