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WEDDING MAG

2017.07.07

七夕の夜に星に願いを

愛し合う織姫と彦星が年に一度だけ天の川を渡りふたりで過ごすことを許された日、恋人たちの特別な日でもあります。七夕の物語は日本や中国だけではなく、形は違いますが天の川を挟んだカップルのラブストーリーとして世界各地に存在しています。
そんな二人のたった1日の逢瀬なのに雨が降ると織姫と彦星は出会えない。物語とは分かっていても、この日に雨が降るとガッカリした気持ちになる人も多いはず。でも実はこの季節に雨が多いのは、二人が出会えた喜びで、『うれし涙』を流しているからという説もあるのです。そう考えると、あいにくのお天気でも悪い気はしませんね。

 

夏の夜空を彩る大三角形

 

織姫の星・こと座の「ベガ」、彦星の星・わし座の「アルタイル」。この2つの星は、はくちょう座の「デネブ」とともに『夏の大三角形』と呼ばれ、夏の夜の大空に美しい大きな三角形を描くことでも有名な星でもあります。
7月7日の七夕の頃であれば東の空、8月ならば南の空を見上げると、ひときわ明るい1等星が3つ、大きな三角形を描いて輝いているのが見えるはず。これが『夏の大三角形』です。そしてその三角形の上を横たわるように流れる星の集りが天の川です。

 

 

星空を見上げて心のリフレッシュを

日頃、仕事でのパソコンやスマートフォンなど、普段から下を見る作業の多い現代人。下を向いてばかりだとネガティブな発想になりやすく、その反対に星や空を見るという上を向く行為はポジティブな記憶や発想に繋がるのだそう。綺麗な星空を愉しむだけではなく心もリフレッシュできるのですね。

いつも忙しく過ごしていると、なかなか見上げることも少ない夜空。都会の明るさの中ではなかなか難しいことでもありますが、時には夜の公園に散歩へ出かけたり、一杯のお酒を携えてバルコニーに出て、また夏の夜には郊外へ出かける機会も多かったりするもの。この特別な夜に大切なひととご一緒に、天空の恋人たちの物語を思い出しながら空を眺めてみては。