2017.12.08
幸運を招く最強のパワーフードおせち料理
日本には年の初めに家族揃って重箱に詰まったおせち料理を頂く習慣があります。地域によっておせちの中身に違いはありますが、重箱の中の料理一品一品には、全てに縁起をかついだ意味があることをご存じですか。今回は、そんな最強のパワーフード、おせちの代表的なお料理の意味をご紹介します。これから始まる一年にたくさんの願いを込めて、ゆっくりと味わってみてはいかがでしょうか。
・黒豆
マメに働き、健康に暮らせるように。
・栗きんとん
“勝ち栗”にあやかって、成功して財を成せるように。
・数の子
ニシンの卵が無数にあることから、子宝に恵まれるように。
・田作り
古くは田んぼの肥糧としてイワシが使われていたことから、五穀豊穣を願って。
・紅白かまぼこ
紅色は魔よけ。白は清浄。
・筍
筍は成長が早いことから、子どもが健やかに成長するように。
・鯛
「めでたい」にかけて、祝いの魚として。
・海老
海老のように腰が曲がるまで長生きできるように。
・れんこん
穴があいているので先がよく見通せるように。
・伊達巻き
おしゃれな伊達者と呼ばれる方々の着物の柄と、書物を意味する巻き物から、華やかさと知識が身につくように。
※各料理の由来には諸説あります。
本来、おせち料理は<<壱の重>>、<<弐の重>>、<<参の重>>と三段重で供する伝統がありましたが、核家族化が進んだ現代では、各家庭で食べられる量によって一段や二段の場合も増えてきました。また、数十種類にも及ぶおせち料理の中身を手作りする家庭もありますが、すでに重箱に詰まった状態で購入することも可能に。実際にお店へ足を運ぶには敷居が高い高級料亭のおせち料理を、この時ばかりは特別に購入して自宅で愉しむのも新年の楽しみの一つです。
広島の老舗料亭・三瀧荘ではオンラインショップで注文すると、自宅または帰省先に12月31日大みそか指定でお届けが可能。一流料亭の総料理長が監修する上品な味わいに、結婚後初めて帰省する実家のご両親もきっと喜んでくれるはずです。