2021.11.08
シーリングスタンプ
ヨーロッパの映画などでよく見かける、手紙に封をする場面。
蝋燭を垂らして紋章を押すあのスタンプを
「シーリングスタンプ」または「封蝋(ふうろう)印」と言います。
一般的には手紙・お酒の瓶・香水のパッケージや
高級感を演出するアイテムとして使用されていますが、
海外の昔の上流階級たちは
自分の名前のオリジナルシーリングスタンプを持っているのが普通で、
いわばサインのような感じで使われていました。
手紙を書いたら蝋燭を垂らしてシーリングスタンプで『封蝋』し、
他の誰にも開けられないようにするのが習慣だったそうです。
おしゃれでヴィンテージな雰囲気と高級感から、
ここ数年ウエディングシーンで
シーリングスタンプを活用する花嫁さんが急増しています。
均一に作るのは技術が必要で、大変そう…
そんなイメージはありませんか?
ワックスの溶け具合や垂らす量、
スタンプを押すタイミングなど、
繰り返し行うことで上手に押せるようになっていく工程は
とても楽しいものです。
ワックスの垂らし方や押し方で、ひとつとして同じ形にはならないので
版面からはみ出るワックスの自然な形状美は、
ひとつひとつに特別感があり隠れた魅力です。
一つ自分たちのイニシャルスタンプを購入すれば、
招待状だけでなく、席札やギフトのラッピングなど使い道はたくさんあります。
結婚式後も折に触れ、お手紙に添えたりなど、
心のこもったメッセージや贈り物を大切な方へ届けてみてはいかがでしょうか。