さわやかな風が心地よい5月。

アイスクリームのにあう季節になりました。

5月9日は、日本で初めてアイスクリームを製造・販売した日といわれ

1965（昭和40）年、社団法人日本アイスクリーム協会に定められたアイスクリームの日。

牛乳などを原料とした、あまくて冷たいこの氷菓の歴史はふるく

数千年をさかのぼる古代から人々に愛されてきたようです。

現在のアイスクリームの原型は

16世紀中頃メディチ家のためにつくられたセミフレッド（アイスケーキ）のズコットとされ

これをオルレアン侯に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシス（Catherine de Médicis）が

菓子職人とともにフランスにもちこんだといわれています。

さらにカトリーヌの孫アンリエット・マリーがチャールズ1世に嫁ぐさいに

ジェラート職人をともない、イギリスへもアイスクリームが伝わります。

婚姻によってヨーロッパに広がりをみせてきたアイスクリームは

その後アメリカなどで量産されるようになると世界中で親しまれるようになります。

結婚式では、祝賀の宴をいろどるコース料理のなかに

お口直しのシャーベットや、アイスクリームをそえたデザートなどがあります。

あまくて口あたりのよいアイスクリームは世代をとわず喜ばれる一品。

結婚式の演出のひとつとして

さまざまなテイストを味わえるアイスクリームビュッフェも人気があるようです。

陽ざしが日に日につよくなるこの時期

アイスクリームをあじわいながらロマンティクな想いに浸ってみるのもおすすめです。